漢字が覚えられる暗号小説です。灰色の数字をクリックし、数列解読しながら、お読みください。

曲れる者(前半 )

ストーリー解説(wikipedia)



下は、シャーロック・ホームズ「曲れる者」の前半文です。会話文主体で、論理的に、かな:漢字は読みやすい範囲内の比率で書かれています。21の段落に分けられ、その段落の冒頭には毎日1つ黒色から灰色に変わるカッコ付きの番号が付けられています。その灰色の番号をクリックすると、画面が「小説文解読パズル(Seesaa ブログ)」に切り変わり、いくつかの漢字が数列化された段落が現れます。現れた段落の数列を漢字の読み、綴りに戻していくうちに、それらの記憶が強化される仕組みになっております。単に読書をしただけなら、漢字力がつくとは限りませんが、この方法なら、つくはずです。では、クリックして、解読してみてください。ストーリーは、こちらをお読みください。



(1)ある日の夜、結婚して数ヶ月後のことだ。私は暖炉のそばに座りながら、寝る前の一服をくわえたまま小説を手にうとうとしていた。日中の仕事でずっと疲れ通しだったのだ。妻はとうに上へ退いており、さきほど玄関の戸締まりの音があったから、召使いたちも下がっていよう。私は椅子から立ち上がり、パイプの灰を叩き落とす。と、ふと呼び鈴の音が聞こえてきた。 時計を見た。一二時一五分前。こんな遅い時刻であるからただの客ではない。どうやら患者か、一晩付きっきりかもしれぬ。しかめ面で玄関へ出て戸を開ける。すると驚いたことに、戸口に立つのはシャーロック・ホームズではないか。「よかった、ワトソン。」と我が友人は言う。「まだこの時間なら捕まるかと思って。」「なんだ君か。さあなかへ。」「驚いたようだが無理もない! 同時に安堵もしたね? ほお! まだアルカディア・ミクスチュアを吸っているのか。君は独身の時からそうだな! その上着のふわりとした灰で一目瞭然。君が軍服の着慣れた男だとも容易に言える。ワトソン、君が純血の文民と見られることはまずなかろうよ、袖口にハンカチを入れて歩く癖を続ける限りはね。今晩、置いてもらってもいいかな?」「喜んで。」「独り者用の部屋が君のところにあるという話だったが、今厄介になっている人物はないようだ。この帽子掛けの様子では。」「だからぜひとも泊まっていってくれ。」「ありがとう。では、空いてる帽子掛けをひとつふさごう。気の毒に、英国の職人を近頃なかへ入れたね。よくない兆しだ。配水管ではなかろうね?」「ああ、ガス管だよ。」「おや! 靴の爪痕(つめあと)をふたつも床に残していったか、明かりの届く範囲だけでも。いや結構、食事ならウォータルーで済ませてきた。それより、君とパイプを一服というなら喜んで。」


(2)私は煙草入れを友人に手渡し、また友人は私の向かいに腰を下ろして、しばらく無言のまま煙を吹かしていた。こんな時刻に訪ねてきたのは重大な事件があるからにほかならないと承知していたから、自分から触れてくれるまでじっと待っていた。「この頃は割に仕事が忙しそうだね。」と、友人は私の方へ鋭い視線を向けてくる。「ああ、日中は働きづめだ、君の目からは馬鹿馬鹿しく見えるだろうが。」と答え、それから、「それにしても今のは素晴らしい演繹だ。」 ホームズはひとりほくそ笑む。「僕は君の癖を知っている点で有利なのだよ、ワトソンくん。回診が短いとき君は歩き、長くなればハンソム馬車を使う。君の靴は履きつめているのに汚れがまったくないとすれば、ハンソムの使用を認めねばならぬほど今は忙しいに相違ない。」「お見事!」と私が声を張り上げると、「初歩だよ。」と友人は言う。「今のはほんの一例だが、推理の結果がそばにいる者にとって目を見はるようになるのは、その者が演繹の基点となるささいな一点を見逃しているからだ。同じことが、ほら、君の書いたささやかな短編のうちの、いくつかの結末にも言えるだろう。あれはまったく俗悪だが、それというのも問題の要点がいくつか読者にまったく伏せられており、君の手中に握られているというのだからね。ところで目下、僕もその読者と同じ立場にある。これまで人の頭を悩ませたなかでも最大級の怪事件、その糸が数本、手のうちにはあるのだが、僕の仮説に必要なものがひとつふたつ足りない。だが、つかんでみせる、ワトソン、つかんでみせる!」その目は輝き、こけた頬にもかすかな赤みが差す。ふと、その鋭く烈しい性質が露わ(あらわ)になったのだが、ほんの一瞬だけだった。再び目をやると、人というより機械だと言う者の多い、あのアメリカ先住民のごとき静けさを顔にたたえているのだった。


(3)「その問題には、惹かれるところがある。」と友人。「類がないと言ってもいい。その件については調査中で、思うに、もう解決も見えてきている。その大詰めに君がついてきてくれるなら、僕も大いに助かるのだが。」「こちらこそ願ってもない。」「明日、オールダショットくんだりまで来られるか?」「業務の方はきっとジャクソンがやってくれる。」「結構、ウォータルー11時10分発で向かいたい。」「それなら余裕もある。」「それから、もし君が眠くなければだが、これまでの経緯と残りの仕事についておおまかに話しておきたい。」「君が来る前は眠たかったが、今は実に目が冴えているよ。」「要点を落とさない程度に、事件をできるだけかいつまんで話そう。君もこの件の記事は読んだことがあるはずだ。オールダショットのロイヤル・マロウズ所属のバークリ大佐が殺されたと目されているのだが、これを僕が調べている。」「初耳だよ。」「地元以外ではさほど注意を引かなかったかもしれない。事が起きてまだ二日だ。手短に言うとこうだ。 ロイヤル・マロウズはご存じの通り、大英陸軍でも名の聞こえたアイルランド連隊のひとつだ。クリミアでもインド大反乱でもめざましい働きをし、以来ことあるごとに名を挙げてきた。それを月曜夜まで率いていたのがジェイムズ・バークリ、歴戦の勇者で、初めはただの一兵卒だったが、大反乱の折の活躍で将校階級に昇進、かつては自らマスケットを担いだ連隊を率いていくことになった。 バークリ大佐が結婚したのは軍曹の時で、その妻は結婚前の名をナンシィ・ディヴォイといい、同連隊の元軍旗軍曹の娘になる。だからと言おうか案の定、人付き合いがあまりうまく行かない。


(4)若いふたりが(とはいえ当時の話だが)新しい環境に入るとなるとそうなる。だがまもなく順応したようで、バークリ夫人はずっと連隊のご婦人方の人気者だ。同僚士官内の旦那と同様に。言っておくと、その女はたいへんな美人で、結婚して30年以上なる今でも、依然としてその容貌は人目を引くものだ。 バークリ大佐の家庭生活は、一様に幸福だったそうだ。マーフィ少佐、これら情報の提供者なのだが、彼はふたりのあいだに諍い(いさかい)など何もなかったと断言している。彼の考えでは、だいたいのところ、旦那から妻への愛情の方が、その逆よりも深かったという。一日妻から離れると、すこぶるやきもきしてしまう。かたや妻は貞淑ではあったが、とりたてて情熱的というわけでない。それでもふたりは連隊内で、中年夫婦の理想像と目されていた。その後の悲劇を思わせるようなことは、ふたりのあいだに皆無だったのだ。 バークリ大佐本人には、その性格に変わった一面があったらしい。普段は威勢のいい快活な老兵なのだが、うちに秘めたる激烈な凶暴性や執念深さを見せるようなこともあった。ただ性格のその一面が妻に向けられることはけしてなかったようだ。さらに次の事実は、マーフィ少佐のほか話をした五人中三人の士官の心に残っていたのだが、時折、妙にふさぎ込むことがあったという。少佐の表現では、食卓で笑い話に興じているとき、何か見えざる手によってか、時々その口から笑みが消されてしまうのだとか。そういう気分のとき、大佐は何日も続けて心底滅入ってしまうのだという。このほか、迷信を信じているふしがあるというのが、同僚士官の見た限りでの彼の性格の変なところだ。この後者の点だが、とりわけ日の暮れた後、ひとりにされるのを嫌がるという形で現れる。


(5)極めて雄々しい性格のうちに、こんななよなよとした一面があるため、しばしば噂が立ったり憶測を呼んだりしたとか。このロイヤル・マロウズの第一大隊(旧117部隊になるが)、これは長年オールダショットに駐留している。士官は結婚すると兵舎を出るから、大佐は北部キャンプから半マイルほどのところの『ラシーン』という名の邸宅を、この頃はずっと借りていた。家は庭に囲まれていたが、その西側は大通りから30ヤードと離れていない。御者がひとり、女中がふたりで使用人全員となる。ここに主人夫婦を加えたものだけがラシーンの住民というわけだ。バークリ夫妻には子どもがなく、泊まりの客もたいていなかったからだ。 さてここからが、このラシーンで月曜日の晩、9時から10時のあいだに起こった事件となる。 バークリ夫人はローマ・カトリック教会の一員なのだそうで、聖ジョージ組合の設立に深く関わっていた。これは古着を貧民に支給するのを狙いとして、ワット街教会堂の協力で作られた組織なのだが、その日の晩の八時にその組合の会合が行われるので、バークリ夫人は出席しようと夕飯を急いで済ませた。家を出るとき、いつも通り旦那に声をかけ、あまり長居せずに帰ると言ったのを御者が聞いている。それから隣に住む若い女のモリソン嬢を誘って、ふたりして会合に出かけていった。会合は四〇分で終わり、九時一五分過ぎにバークリ夫人は帰宅、ついでにモリソン嬢は戸口で下ろしてもらっている。 ラシーンには日中の居間として使っている部屋がひとつあった。ここは道路に向かっており、大きなガラスの折りたたみ扉を開け放すと、芝生に出られる。芝地は三〇ヤードあり、大通りとの境は鉄柵付の低い塀があるきりだった。


(6)バークリ夫人が帰宅の際に入ってきたのがこの部屋になる。日よけは下ろしておらず、これはその部屋を夜は滅多に使わないからなのだが、ところがバークリ夫人は自らランプを付け呼び鈴を鳴らし、住込女中のジェイン・ステュワートに紅茶を一杯持ってくるよう言いつけた。これは普段の習慣に相反することだった。大佐はそのとき食堂にいたが、妻が帰ってきたと聞いて、居間にいる妻へ会いに行った。大佐が廊下を抜けて部屋へ入るのを、御者が見ている。それが生前最後の姿だった。 言いつけられた紅茶は、一〇分もしてから運ばれてきた。しかし女中が戸に近づくと、驚いたことに主人夫婦のひどく言い争う声が聞こえてきた。戸を叩いても反応がなく、とにかく把手(とって)を回してみたが、どうもなかから鍵がかけてあるようだった。当然のこと、彼女はもうひとりの女中(料理番)を呼びに下へ駆け降りて、やがて女性ふたりと御者とがその廊下を上がってくるのだが、耳を澄ますとまだ烈(はげ)しく言い合う声。このとき聞こえたのはバークリ夫妻ふたりきりの声だったはず、と三人は揃って証言している。バークリの言葉はぞんざいでくぐもっていたので三人には何ひとつ聞き取れなかった。一方で夫人の声はたいへん痛切で、張り上がったときにははっきりと聞こえたそうだ。「卑怯者!」と夫人は何度も何度も繰り返す。「今さらどうしろと? どうしろというの? 私の人生を返して。もうあなたと同じ空気を吸うなんてまっぴらよ! 卑怯者! この卑怯者!」というようなのが会話の切れ端なのだが、やがていきなり男の恐ろしい叫び声が物音とともにあって、そしてつんざくような女性の悲鳴。これは何か悲劇が起こったのだと確信して、御者は戸に体当たりして押し破ろうとしたのだが、そのあいだも室内からひっきりなしの悲鳴。


(7)ところがなかに入れず、女中たちも怖じ気づいて御者の手伝いもできない。が一案が浮かんで、御者は玄関の戸から走り出て芝地を回り込み、例の長いフランス窓のところへ向かった。すると窓の片側が開いていて、そのこと自体は夏ならありがちだと思うのだが、難なく部屋へ飛び込んだ。悲鳴はやんでいたが、夫人は気を失って長椅子の上にのびており、もうひとりの方は片足を肘掛椅子の手すりへだらんと懸け、頭を炉格子の端近くの地面に転がしたまま、血だまりのなか、あいにく事切れていた。自分では主人をどうにもできないと悟って、御者がその場で考えたのは、もちろん戸を開けることだったのだが、ここで思いも寄らぬ妙な障害が現れてくる。鍵が戸の内側に挿さっておらず、また部屋のどこにも見あたらない。だから御者はまた窓から外へ出て、警官と医者の助けを呼んでから戻ってくる。女主人はむろん最たる容疑をかけられたわけだが、気を失った状態のまま自室へと移された。そののち大佐の死体はソファに横たえられ、悲劇の現場が詳しく調べられた。 歴戦の勇者が受けた外傷は後頭部、長さ二インチほどのギザギザとした裂傷とわかった。鈍器の強烈な一撃によるものなのは明らかだった。凶器と目されるものの推測はすぐについた。床の上、死体のそばに骨の柄がついた堅い木彫りの風変わりな棍棒が転がっていたのだ。大佐は出先の様々な戦地から武器を持ち帰り、多彩な収集を行っていた。警察はこの棍棒もその戦利品のひとつだと考えた。使用人たちはこれまで見たことがないと言ったが、邸宅内には珍品が数多いため、見落としている可能性もある。そのほか重要なものは警察も室内には見つけられなかったが、ただ奇妙な事実としては、バークリ夫人の身体にも死体の身にも部屋のどこにも、消えた鍵が見つからないということがある。


(8)結果として戸はオールダショットから錠前屋を呼んで開けねばならなかった。 これが現状だ、ワトソン。火曜朝、マーフィ少佐の依頼で捜査活動の手助けをしにオールダショットまで出向いた時点での。ここまででも君は問題の面白さに同意してくれるだろうが、調べてすぐ、最初の見当以上に異常極まりないと実感した。 室内の調査の前に使用人たちにも聞き込んだのだが、これまでに言った事実を引き出せただけだった。ただひとつ面白いのは、住込女中のジェイン・ステュワートの思い出したことだ。ほら、彼女が争う音を聞いてすぐ下りて、他の使用人たちと一緒に戻ってきただろう? その最初のとき彼女ひとりだったわけだが、その話では夫妻どちらの声もくぐもってほとんど聞き取れず、言葉というより雰囲気から言い争いだと思ったと。だがさらに問い詰めると思い出して、夫人の口から二度『デイヴィド』という言葉が出たのだという。この点にこそ、突然の口論の原因へ迫る最重要の手懸かりがある。大佐の名前はほら、ジェイムズなのだから。 この事件でひとつ、使用人・警察双方に最も強烈な印象を残したものがある。それは大佐の歪んだ顔だ。彼らの説明によれば、人間の顔が見せうる限界とでもいうべき、すさまじい恐怖の形相だったそうだ。見ただけでもひとりならず気を失ったほど、その迫力はすごいものであったと。当人がおのれの運命を知り、極度の恐怖に陥ったのはまず間違いない。もし大佐が自分を殺そうとする妻を見たのであれば、もちろん警察の説とも整合性がある。後頭部に傷がある事実は決定的反証とはならない。一撃を避けようと身体を翻した(ひるがえした)おそれもある。夫人からは情報は得られなかった。脳炎の急な発症で、一時心神喪失になっていたからだ。 


(9)またこれは警察から知ったことだが、モリソン嬢、ほらあの晩バークリ夫人と出かけた女だ、彼女が帰りに夫人がどうして不機嫌だったのかまったく心当たりがないと証言しているとか。 こうした事実を集めてから、ワトソン、僕はパイプを次々と吹かしながら、核心的なものと単なる末節とを分けようとした。この事件で独特の意味を持つのが、戸の鍵の奇妙な消失であることには疑問の余地がない。念入りな探索にもかかわらず室内では発見されず。とすればここから持ち去られたに相違ない。が、大佐にしても大佐夫人にしても、持ち出せたはずがない。それが明々白々となると、つまり第三者が部屋に入ったほかになくなる。そしてその第三者の侵入経路は窓しかありえない。部屋と芝地を念入りに調べたらきっとこの謎の人物の足跡でも見つかる、そう僕は踏んだ。ご存じ僕のやり口だ、ワトソン。それを今回の捜査へ徹底的に使った。そしてついに足跡を見つけたのだが、予期していたものとはずいぶん違っていた。部屋のなかには男がひとりいて、道から芝地を越えてやってきたのだが、その足跡の綺麗な型が五つ取れた。ひとつは道路、低い塀を登った地点にあり。ふたつは芝地、そしてもうふたつが入った窓のそば、汚れた板の上に浅く。見たところ芝地を駆け抜けたらしい。というのも、つま先の方がかかとより深くついていたからだ。だが僕を驚かせたのはその男ではない。連れの方だ。」「連れ?」 ホームズは懐から大きな薄葉紙を取り出して、丁寧に膝上で広げた。「君はこれを何とする?」とは友人の問いだ。 その紙には一面に何か小動物の足跡が写し取られていた。はっきりと足の肉球が五つ、爪は長いらしく、全体の大きさは菓子用の匙と大差ない。「犬だね。」と私。


(10)「窓掛けを駆け上がる犬など聞いたことがあるか? この生き物がやらかした跡をはっきりと見たのだが。」「なら猿か?」「だがこれは猿の足跡ではない。」「では何がある。」「犬でも猫でも猿でも、とにかく僕らに馴染みのある動物ではない。その寸法から再現してみた。ここに、その動物が立ち止まったときの四つ足の跡がある。ほら、前足から後ろまで一五インチは下らない。そこへ首と頭の長さを加えてみたまえ、そうすればその動物の全長は二フィートはゆうに超えるだろう――尻尾でもあればきっとなおさらだ。だがここでこのもうひとつの寸法も見てほしい。移動する動物、その歩幅がこれだ。いずれも三インチほどしかない。これで君もわかるだろう、ほら、長い胴体に引き替え極めて短足なのだ。毛があとに残るほどの大きさではなかったが、全体像は僕が今述べた通りに違いなく、また窓掛けを駆け上ることができ、なおかつそいつは肉食である。」「その演繹の筋道は?」「根拠は窓掛けを駆け上ったこと。カナリアの籠が窓に下がっていたから、目的は鳥を捕まえることだったのだろう。」「してその動物は何だ?」「うむ、その名前が言い当てられれば、事件解決への近道となるのだが。おおよそのところ、きっと鼬(いたち)か貂(てん)の類の獣だろう――それも普通見るものより大きい。」「だが、そいつとこの犯罪に何の関係が?」「それもまだ漠(ばく)としている。だが様々のことがわかってはいるのだよ。わかっていることその一、ひとりの男が道ばたに立ち、夫妻の諍い(いさかい)を見ていたこと――日よけが上がり、部屋の明かりはついていたからだ。わかっていることその二、その男が妙な動物をつれて芝地を横切り、部屋へ入り、そして大佐に一撃を加えたか、同様にありうることとして、男を見た大佐が恐怖のあまり卒倒して炉格子の角で頭を打ったかしたこと。

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米澤章夫

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小説文解読パズル」考案者

沢山の方々のご訪問ありがとうございます。
このブログの本文は、小説文解読パズル(Seesaaブログ)
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ところで、どんなトレーニング、学習にせよ「面白い」と感じている時は集中力は増します。集中力が増せば効果も増します。本ブログはこの理屈に基づいた漢字暗記法を公開しております。ブログには小説文中の任意の漢字または漢字と送り仮名の音が数字化されており、小説文を読みながら、それらの数列を数字に分割し、分割した数字を漢字の「読み」「綴り」に戻していくうちに、それらの記憶を強化できるというものです。分割するたびに、いろんな漢字が脳裏によみがえり、答え合わせをすることで「綴り」を確認することができます。前後の句と比較することで、その「使い方」を確認することもできます。以上のことから、「記憶の呼び戻しは、数列解読過程にある」と言っても過言ではありません。あなたも「数列にどんな言葉が隠されているのか」推理してみませんか。そして、漢字の記憶を呼び戻してみませんか。

鳥取市在住。ブロとも大歓迎です。

バズル作り、ゲーム作りが第一の趣味

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「パズルで脳トレ講座」オンライン講師
講座のパズルは、私が考えたもので、お絵かきロジック、スケルトン、ナンプレ、面分割パズル、ペントミノ、迷路パズル、経路パズル、ループ、推理パズル、虫食い算、最適化パズルなど、既存のパズルの周辺を考えたものから、まったく新しい発想、形式のものまで41種類もあります。本講座は「飽きずに楽しく遊べる場を提供し、論理的思考力向上のお手伝いをさせていただく」というコンセプトで作られています。ぜひ、皆様にもおす
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